萬屋ドラム教室 "Keep Swing": Chris Dave @ Billboard Live Tokyo

2012/09/23

Chris Dave @ Billboard Live Tokyo

昨日ビルボードライブ東京でクリス・デイブトリオを見て来ました!

実は先週はブルーノートに Jeff Watts が来ていたし、ビルボードはクリス・デイブの前は Kenny Garette が来ていたりと、今月は大当たりの月でした。しかし時間的、経済的に考えると、そんなにまとめて同じ時期に来られても中々全部は見に行けないので、迷いに迷ったあげく、クリス・デイブを見て来ました。

クリス・デイブと言えば、ケニー・ギャレットのバンドにアルバム Simply Said から加入して、一躍有名になったドラマーです。実はちょうどその当時、私はまだボストンにいました。周りの黒人のジャズドラマーでさえも、クリス・デイブの事を知らなくて、ギャレットのバンドの新しいドラマーは一体誰なんだ!?と騒いでいたのを覚えています。

クリス・デイブは元々はジャズよりも、ゴスペル、R&Bが得意なドラマーで、R&B バンドの Mint Condition 等で演奏していたドラマーです。2000年代に入り、音楽の主流がストレートアヘッドなジャズから大きく変わる転換期に、ケニー・ギャレットも今までとは違ったエッセンスを求めてクリス・デイブを起用したのだと思います。

当時ジャズばかり演奏したり聴いたりしていた私には、クリス・デイブのアイデアやアプローチがとても新鮮で、とにかくカッコいいと感じました。

昨日のライブは、普通のジャズのライブの様に、ソリストを中心に展開していく音楽とは少し違いました。例えばミニマルロックの様に繰り返されるギターとベースのリズムやハーモニーと、クラブ音楽やHip-Hop の様なグルーブに、徐々に変化を加えていき、長い時間をかけて音楽的なテンションを高めていくというアプローチでした。って文章だと何がなんだかさっぱり伝わりませんね _| ̄|○ 音楽雑誌というのは、それを文章で伝えるんだから凄いですね。

見るたびに新鮮でカッコいい音楽性を提示してくれるクリス・デイブ、本当にすばらしライブでした。

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