萬屋ドラム教室 "Keep Swing": ドラム譜の読み方

2012/01/29

ドラム譜の読み方

開設したまま、いきなり更新が滞ってしまうのは避けたいので、頑張って更新していきます。と言っても、これからしばらくは、以前教室のウェブサイトの「メソッド」のコーナーに載せていた内容に多少の加筆修正をしてこちらのブログへ移すという作業が中心になりそうです。

これからこちらのブログで、教則的な内容にも触れていこうと考えているので、この先ドラム譜を載せる事もあるかと思います。今日は初歩の初歩に入る更にその前で、ドラム譜の簡単な読み方を説明します。

ドラム譜もピアノ等の一般楽譜の例に漏れず5線譜を使って書きます。しかしドラムに音階はないので、5線譜を使いどのドラムを演奏するかを指定します。まずはそれを覚えて下さい。

ドラムセットのセッティングでタムやシンバルの数に決まりは無く、人によって違います。当然タムやシンバルの数が多くなればなるほど譜面も複雑になって来るので、とりあえず今はハイハット、スネア、ベースドラムの、最もシンプルな構成で説明します。とりあえずこれらの音符がどの楽器を差しているのかが分かれば、簡単な8ビートの譜面はすぐに読める様になります。



  1. .Hi-Hat (右手):2枚のシンバルを重ね合わせたものです。スタンドにペダルが組み込まれていて、足で踏んで演奏する事もできます。8ビートでは右手で8分音符を叩きます。
  2.  Snare Drum(左手):小太鼓の事です。8ビートでは2・4拍(バックビート)のアクセントを叩きます。
  3. Bass Drum(右足):大太鼓の事です。ペダルを使って右足で演奏します。8ビートでは1・3拍で踏みます。
  4. Hi-Hat / Foot(左足):右手がライドシンバルを叩いている時に、2・4拍(バックビート)でスネアと同時に踏んだり、 記譜法は異なるけど、ハイハットのリズムに微妙なニュアンスを付けたり、と色々な役目がありますが、初心者のうちは意識しなくても良いです。 右手で刻んでいるリズムがルーズにならないように、つま先に重心を掛けてしっかり踏みましょう。
ドラムの記譜法というのは厳密に定められた共通のルールと言うのが無く、出版社や、譜面を作る人、更には使っている譜面作成のソフトによって違って来ます。ここで説明している記譜法は私がバークリーで教わった物です。代表的な譜面作成ソフトである Finale もこの記譜法に則っているので、ある程度は広く認知された記譜法だと思いますが、市販のスコア等でこれとは違った記譜法を見かける事もよくあります。通常は凡例が出ているので、詳しくはその都度確認する様にして下さい。


教室のウェブサイトも是非併せてご覧下さい。

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